ジブリ『となりのトトロ』とは
スタジオジブリ制作の『となりのトトロ』は、1988年公開の宮崎駿監督作長編アニメーション映画です。
舞台は昭和30年代前半、小学生のサツキとメイが、母の療養のため父と一緒に農村へ引っ越します。
引っ越し先の空き家には、小さな黒いオバケ(まっくろくろすけ)が住み着き、また森の奥には大きな生き物が眠っていました。
メイが名前を尋ねると、トトロ自身が、「トトロ」と言ったように聴こえました。
この『となりのトトロ』は、子供のときにしか会えないトトロとの不思議な交流を描いた物語です。
画像 : 300ピース ジグソーパズル となりのトトロ 天までとどけ
;”>ちなみに、トトロのモチーフは、北欧伝承に登場するトロルとも言われていますが、名前については、宮崎監督の知人の娘が、「所沢のオバケ」を「ととろのざわのオバケ」と言ったことが由来にあるという説もあります。
また、『となりのトトロ』は当初『所沢にいるとなりのおばけ』というタイトルでした。
https://www.masayumeblog.net/%E3%80%8E%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%AE%E3%83%88%E3%83%88%E3%83%AD%E3%80%8F%E3%81%AE%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%AB%E3%81%AE%E7%94%B1%E6%9D%A5/
『となりのトトロ』の中国版タイトル『龍猫(ロンマオ)』の由来は
;”>『となりのトトロ』中国版ポスター
その『となりのトトロ』が、2018年、ジブリ作品として初めて中国で劇場公開されました。
中国では、これまで外国の映画上映本数が厳しく制限され、ジブリ作品は過去一度も公開されませんでした。
ただ、多くの中国人はDVDや違法ダウンロードで幼い頃に視聴し、ジブリ映画や宮崎駿監督は中国でも人気です。
その『となりのトトロ』の中国版タイトルは『龍猫(龙猫)』、読み方は「ロンマオ」と言います。
一体なぜトトロが「龍猫」なのでしょうか。由来としては、二つの説があるようです。
①「龍猫」はネコバス
龍猫とはトトロのことではなくネコバスを指し、トトロは、「多多洛(たたら)」と言うそうです。
タイトルは『龍猫」となっていますが、龍猫とは猫バスのこと。
確かに、トトロ自身が「トトロ」と言ったことが本来の名前の由来なので、音を変えるわけにはいかないでしょうから、トトロが龍猫(ロンマオ)というのは違うかもしれません。
②龍猫はチンチラ
中国語で龍猫はチンチラを意味します。
チンチラとは南米のネズミの一種で、その姿がトトロと似ていることから、題名も『龍猫』になった、という説もあります。
龙猫はもともとチンチラ(chinchilla)という南米のネズミの中国語名ですが、その姿がトトロと酷似していることから香港でトトロが「龙猫」と訳されたのがきっかけだそうです。
チンチラをトトロの名シーンに見立てて撮影している飼い主さんもいました。
画像 : あの名シーンを再現…トトロになりきるチンチラがめっちゃ可愛い!
飼い主さんのか(ω)もさんは、この写真を撮影した経緯について次のように語っています。
トトロのモデルはチンチラという一説があり、チンチラ飼育者の中では「トトロ=チンチラ」だと思っている方が多くいます。実は私もその一人です。
先日たまたま「となりのトトロ」に出てくるこのバス停のミニチュアを手に入れました。
思わずうちにいるトトロ(チンチラ・うに)で、「となりのトトロ」のサツキとメイがトトロと一緒にバス停の隣で父親を待つシーンに見立てて写真を撮影してみました。
以上の二つが『となりのトトロ』の中国版タイトル『龍猫』の由来です。