羽海野チカ作品の名シーン集
3月のライオンの雑学

『3月のライオン』のタイトルの由来

『3月のライオン』のタイトルの由来

羽海野チカさんの連載中の漫画『3月のライオン』は、家族を幼い頃に失い、15歳でプロ棋士となった桐山零くんが主人公の将棋を題材とした漫画です。

ヤングアニマルで連載中で、アニメや実写映画も公開されました。

実写版『3月のライオン』では、主人公の桐山零くんを神木隆之介くんが演じ、イメージがぴったりだと話題になりました。

画像 : 神木隆之介が扮する桐山零の写真初公開、実写映画『3月のライオン』|CINRA.net

さて、そんな『3月のライオン』ですが、そのタイトルの由来をご存知でしょうか。

きっかけは、1992年に公開された矢崎仁司監督の実写映画『三月のライオン』のポスターでした。

映画のポスターに写ったおかっぱ頭の女性がアイスをくわえている写真が印象に残り、そのとき「三月のライオン」というタイトルの言葉も一緒に記憶に残ったと羽海野さんは言います。

そして、そのタイトルの由来が、イギリスの気候に関することわざの「3月はライオンのように荒々しい天気とともにおとずれ、穏やかな子羊のように去る(March comes in like a lion,and goes out like a lamb.)」というものでした。

映画は観てないんですが、そのポスターが好きだったんですね、すごく。

おかっぱの女の子が食べかけのアイスをくわえているポスターで、その表情がまたすごくよかったんですよ。

それでその映画は観てないんですが、タイトルは頭に残っていて。イギリスのことわざなんですよね、これ。3月はライオンのようにやってきて、子羊のように去る。

物語がつくれそうな言葉だなとずっと思っていたタイトルです。

出典 : ダヴィンチ 2008/04月号

漫画『3月のライオン』も、タイトルのすぐそばに小さくサブタイトルとして、「March comes in like a lion」と書かれています。

もう一つ考えられるタイトルの由来として、これは公式情報ではありませんが、プロの将棋の順位戦(リーグ戦)の最終局が「3月」である、ということが挙げられます。

3月になると、棋士たちは「ライオン」のように燃え上がる、と『3月のライオン』の将棋監修を担当する先崎学棋士がコラムで解説していました。

順位戦は六月に始まり、月1局ずつ、三月までかけてやります。三月の最終局に昇給(降級)をかけた棋士は、この漫画のタイトル通り、ライオンになるのです。

出典 : 羽海野チカ『3月のライオン〈2〉』

これが、実際に羽海野チカさんが連載を始める前にタイトルに込めていた意味かというと、まだ分かりません。

ハチクロが、物語の結末にその意味が繋がっていたように、もしかしたらラストシーンに向かって今後なぜ『3月のライオン』なのか、ということも見えてくるのかもしれません。

以上、『3月のライオン』のタイトルの由来でした。