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樹木希林さんの言葉「おごらず、人と比べず、面白がって平気に生きればいい」

樹木希林さんの言葉「おごらず、人と比べず、面白がって平気に生きればいい」

女優で昨年亡くなられた樹木希林さんが生前、「おごらず、人と比べず、面白がって平気に生きればいい」という言葉を娘さんに送ったことがあったそうです。

この言葉は、樹木希林さんの愛娘の内田也哉子さんが、希林さんの葬儀の際の挨拶で、古い記憶からたぐり寄せるように「いつか母に言われた言葉」として紹介されていました。

おごらず、人と比べず、面白がって生きればいい。

おごり、というのは、得意になってたかぶり、わがまま放題にふるまうことを意味する言葉です。おごらずに、だれかと比較することもなく、色々なことを面白がって生きればいい、と樹木希林さんは言います。

この言葉に、心がふっと軽くなるのはなぜでしょうか。

それはきっと、色々なことを一生懸命に行おうとして、生きるのが苦しくなっているからなのかもしれません。

色々と考え込まなくていい、おごらず、人と比べず、面白がって生きる、ただそれだけでいい、それだけでじゅうぶん、と思うと、ほんの少しだけ生きるのが楽になるように思います。

先日、漫画家の羽海野チカさんもインスタグラムで、この樹木希林さんの言葉を、大切な言葉として載せていました。

それと、もう一つ、僕が心を打たれた樹木希林さんの言葉として紹介したいのが、樹木希林さんが最後にインタビューでテレビ出演した際にご自身の口から発されたことばです。

暖かい声音で、語りかけるように希林さんは言いました。

どんなに不幸なものに出会っても、どっかに明かりが見えるものだ、というふうに思ってる。

もちろん、幸せがずっと続くものでもないから、何か自分で行き詰まったときに、どうぞ、そこの行き詰まった場所だけ見ないで、ちょっと後ろ側から見てみるという、そのゆとりさえあれば、そんなに人生、捨てたもんじゃないな、というふうに今頃になって思ってますので、どうぞ、面白く、物事を面白く受け取って、愉快に生きて。

お互いにっていうと、おこがましいけど、そんなふうに思っています。

あんまりがんばらないで、でも、へこたれないで。

樹木希林

まんべんなく優しさの行き届いた「へこたれないで」に、ああ、きっとこれが生き抜いたひとの言葉なんだろうなあ、という思いがしました。