ジブリパークの完成予想図
ジブリパークとは
ジブリパークとは、スタジオジブリが企画監修の中心となって建設予定(2022年秋開業)のジブリ公式の公園です。
ジブリパークの場所は、愛・地球博記念公園(モリコロパーク)内。住所は、「愛知県長久手市茨ケ廻間 乙 1533-1」。
;”>画像 : モリコロパークの由来でもある、モリゾー(右)とキッコロ(左) – Wikipedia「愛・地球博」
なぜジブリが愛知県の愛・地球博記念公園にできるかと言うと、そもそもこの公園は2005年に開催された国際博覧会「愛・地球博」の跡地にできた公園で、愛・地球博の理念は「自然の叡智」。
自然との共存をテーマにした博覧会で、この理念はまさにジブリの理念とも合致。
そのため、この愛・地球博でもっとも人気のパビリオンの一つとして、宮崎駿監督作品『となりのトトロ』の「サツキとメイの家」もありました。
この施設は、愛・地球博終了後も、公園内に残り、現在も要予約の人気スポットです。
画像 : 愛・地球博記念公園(モリコロパーク)「サツキとメイの家」
こうした理由に加えて、愛知県知事や中日新聞社からの情熱的な要請もあり、新たに「ジブリパーク」が愛知県の愛・地球博記念公園に建設されることに決定。
圧倒的な広さが魅力。ジブリパークができる愛・地球博記念公園の総面積は194.2ha(ヘクタール)。ちなみに東京ディズニーランドは51ヘクタール、ディズニーシーは49ヘクタールです(長崎ハウステンボスは152ヘクタール)。
ジブリパークについて、スタジオジブリの名物プロデューサーである鈴木敏夫さんが現地に行った際、「人間がいじってはいけない部分があると感じた」とコメント。本来ある自然や環境を活かした公園になるようです。
モデルとしては、東京の「ある大学」があり、全体が森で、ぽつんぽつんと校舎がある、という形を目指すと言います。
ちなみに、ジブリパークの構想の主体は、ジブリ美術館建設の際にも活躍、「サツキとメイの家」もつくった、宮崎駿監督の息子でもある宮崎吾朗さんのようです。
ジブリパークの完成予想図
ジブリパークの完成予想図のスケッチも公開。各エリアには、ジブリ作品をモチーフとした空間やモニュメントが整備されます。
青春の丘エリア
;”>ジブリパーク「青春の丘エリア」
青春の丘エリアは、『ハウルの動く城』など、19世紀末の空気感を反映。また『耳をすませば』に登場するアトリエ「地球屋」を再現した施設も設置。自然に溶け込んだ西洋的な世界観を体感できるのでしょうか。
ジブリの大倉庫エリア
;”>ジブリパーク「ジブリの大倉庫エリア」
もともと温水プールがあった場所は、2018年に営業を終了。その空間に建てられるのが、ジブリの大倉庫エリアです。この空間では、天候に左右されず、雨でも楽しめる施設として、映像などの展示室や、子供の遊び場になるようです。
もののけの里エリア
; font-size: 12px;”>ジブリパーク「もののけの里エリア」
ジブリパークの北側に位置する「もののけの里」は、宮崎駿監督作品『もののけ姫』がモチーフとなるエリア。タタラ場をモチーフとした空間の他、タタリ神や乙事主(おつことぬし)のモニュメント、また現在里山体験が堪能できる「あいちサトラボ」と同じ空間に一体化されるため、体験型スポットとしても利用できるとのこと。
より自然を体感できる空間になるようです。
魔女の谷エリア
;”>ジブリパーク「魔女の谷エリア」
どんどこ森エリア
;”>ジブリパーク「どんどこ森エリア」
エリアの配置
; font-size: 12px;”>ジブリパークのエリア配置予定図
ジブリパーク内のジブリ映画の上映会や、舞台演劇も計画。
また、公園建設に、直接的に宮崎駿監督が関わるわけではないようですが、監督が放っておけない性格のため、鈴木さんとも会うたびにジブリパークの話をし、色々と「口を出している」ようです(宮崎駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』も2022年夏に完成予定)。