NOと言えない原因
他人からお願いごとをされるたびに、どうしてもNOと言えないことがあるのではないでしょうか。
断ったら嫌われるのではないか、見限られるのではないか、と不安になってちょっと無理をしてでも要求に答えようとする。
あるいは、NOと言えないだけでなく、あえて親切を行おうとする、ということもあるかもしれません。
この「ちょっと無理をしてでも」というのが尾を引き、「せっかくしてあげたのに」となると、いよいよ悪循環は止まりません。
羽海野チカさんが、こんなツイートをしていました。
私は臆病なのですぐ「自分の安心のため」に誰かに何かをしてご機嫌を取ろうとしてしまう
でも自分のための他人への親切ならなおさら、自分に余裕が無いときに発動すると、ほんと何にもならない
お礼を言われないと不安になるようなら
しないほうが良い時がある— 羽海野チカ🐴ダイアリー1/29発売🌸🐱 (@CHICAUMINO) 2019年1月27日
繊細なひとや感受性が豊かなひとは、臆病でもあります。
なぜなら、センサーが敏感に発動し、大小様々な違和感を感知してしまうからです。そして、鼓動が早まり、不安感にさいなまれる。
そのため、自分の安心のために、ご機嫌取りをしたり、親切をしようとする場合さえあります。
しかし、今度は、その親切心で「お節介と思われたらどうしよう」とか、なんでお礼がないんだろう、といった不安に変わります。
もし、そういうことが繰り返されるようなら、いったん深呼吸をして、あえて「何もしない」ということを選んだほうがいいかもしれません。
優しさは、自分に余裕があるときに与えるものと考えたほうがよいのでしょう。